Pythonで学ぶ10進数位取り記数法
Pythonで10進数位取り記数法を理解することは、基本的なプログラミングのスキルを向上させるために重要です。10進数(デシマル)は私たちが日常的に使用している数値の表現方法です。この記事では、10進数位取り記数法とは何か、Pythonでの扱い方について説明します。
10進数位取り記数法とは
10進数位取り記数法は、数字を使って数値を表す方法です。このシステムでは、0から9までの10個の数字を使用し、各数字の位置によってその数値の値が決まります。例えば、数字「123」は次のように計算されます。
- 1 × 100 (102) = 100
- 2 × 10 (101) = 20
- 3 × 1 (100) = 3
この例では、123という数値が「100 + 20 + 3」に分解され、それぞれの位がどのように計算されるかが示されています。
Pythonでの10進数の扱い
Pythonでは、10進数を扱うのは非常に簡単です。Pythonは10進数をデフォルトの数値形式として認識します。以下にいくつかの基本的な操作方法を示します。
数値の代入と表示
number = 123
print(number)
このコードでは、変数number
に10進数の123を代入し、それをprint
関数で表示しています。
10進数の基本的な演算
Pythonでは、10進数同士の演算も簡単に行えます。
sum = 10 + 20
print(sum) # 結果: 30
difference = 50 - 30
print(difference) # 結果: 20
product = 7 * 6
print(product) # 結果: 42
quotient = 100 / 4
print(quotient) # 結果: 25.0
上記のコードでは、足し算、引き算、掛け算、割り算の例を示しています。Pythonではこれらの基本的な数学演算も、すべて10進数を使って簡単に行えます。
10進数の他の進数への変換
Pythonでは、10進数を他の進数(例えば、2進数や16進数)に変換することもできます。
binary = bin(10)
print(binary) # 結果: 0b1010
hexadecimal = hex(255)
print(hexadecimal) # 結果: 0xff
bin()
関数は10進数を2進数に、hex()
関数は10進数を16進数に変換します。出力結果の0b
や0x
は、それぞれ2進数と16進数であることを示しています。
コメント