Pythonにおける整数(Integer)と実数(浮動小数点数)の違い

Pythonにおける整数(Integer)と実数(浮動小数点数)の違い

整数 (Integer)

  • 定義: 整数は小数部分を持たない数です。正の整数、負の整数、そしてゼロ(0)が含まれます。
  • : -3, 0, 15 など。
  • Pythonでの表現: Pythonでは整数はint型として扱われます。特に大きさの制限はなく、メモリが許す限りの大きな数値を扱うことができます。

実数(浮動小数点数)

  • 定義: 実数は小数点を含む数で、より広範な数の表現が可能です。これには小数や分数も含まれます。
  • : 3.14, -0.001, 2.0 など。
  • Pythonでの表現: Pythonではこれらの数はfloat型として扱われます。浮動小数点数は、コンピュータ内で近似値として表現されるため、非常に小さい誤差が生じることがあります。

Pythonにおける整数と実数の操作

  • 算術演算:
    • 加算: 5 + 38(整数)
    • 減算: 10 - 28(整数)
    • 乗算: 4 * 312(整数)
    • 除算: 8 / 24.0(実数)
    • 剰余: 5 % 21(整数)
    • 整数除算: 9 // 24(整数)
    • べき乗: 2 ** 38(整数)
  • 型変換:
    • 整数を実数に変換: float(5)5.0
    • 実数を整数に変換: int(3.14)3

Pythonでの数値の取り扱いは非常に直感的で、初心者でも簡単に慣れることができます。

ただし、浮動小数点数における精度の問題や、大きな整数を扱う際のメモリの考慮など、特定のケースでは注意が必要です。最初はそこまで意識しなくても構いません。

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